
きっかけは、コンビニの床に落ちていた“それ”でした。
思わず笑ってしまいそうな出来事なのに、気づけば心に残っていた――
そんな静かな「奇跡」が、今夜描かれます。
『住みにごり』第77話「手帳」は、前回の衝撃的な“跳び蹴り”の直後、
少し呼吸を整えるような日常回……のように見えて、
実はもっと深いところで、「人との距離」や「変わっていく関係」にそっと触れてくるエピソードでした。
特に印象的だったのは、妹・ひなぎとのやりとり。
あまりに自然体で、あまりに”異様”な妹のその姿に、
兄・達郎は戸惑いと“違和感”を感じます。
境界線の向こうから手を差し伸べてくるような、
どこか危うくて、でも目をそらせないひなぎの言葉に、
あなたはどう向き合いますか?
物語の本題に入る前に、前回の流れをふり返る
→『住みにごり』第76話「反転」ネタバレ考察|末吉の理性がついに崩壊。“跳び蹴り”の衝動は救いか絶望か
※今回の第8巻では、より深く考察や感想を伝えたいと思い、各話ごとにネタバレ記事を分けて投稿するスタイルにしています。
最後には「8巻まとめ記事」も公開予定ですので、通し読みしたい方はそちらもぜひ。
今すぐ読むなら『Kindle』がおすすめ!
「続きが気になる…!」と思ったあなたへ。
今すぐ読める電子書籍なら、待たずにストレスゼロ。
\スマホでサクッと読める/
➡︎ 今すぐ『Kindle』で続きをチェックする
もしまだ登録していなければ…損してます。
この漫画、Kindle Unlimitedで“無料”で読めるかもしれません。
\30日間無料体験で読む/
➡︎ 今すぐ『Kindle Unlimited』を無料で試す
『住みにごり』第77話「手帳」ネタバレ考察
コンビニでの出来事は、奇跡なのか、ただの事件なのか?
ある日、新沼達郎が働くコンビニの床に、見慣れないものが落ちていました。
よく見てみると、それはなんと「うんち」。
監視カメラを巻き戻して確認すると、それはサラリーマンのズボンの裾からこぼれ落ちたものでした。
そして、その直後を歩いていた女性が、それをまるでマリオカートのアイテムを避けるかのようにスッとすり抜けたのです。
主人公はこの光景を「奇跡」と呼び、誰にも話さず自分の手帳にだけ静かに記録します。
「手帳」は、彼が自分を保つための道具だった
達郎は毎日、「今までやってないこと」や「長い間やってないこと」を手帳に書き残しています。
たとえば、
- 起きたらカーテンの隙間から外を覗くこと
- 午前中に布団から出ること
- 近所の人に挨拶をする
手帳は、彼にとって“生きるための小さな目標”を記録する場所。
誰かに見せるためじゃなく、自分だけの「前に進むためのメモ」でした。
妹・ひなぎとの何気ない会話から始まる”違和感”の正体
この回の後半で登場するのが、妹の新沼ひなぎです。
ふたりで食卓を囲み、他愛もない会話が続きます。
「仲良うなったんやね」
「いつ来るん?」
そして、ひなぎは達郎にいつものように、
「お風呂入ろ?」
彼女はごく自然に話しかけてくるけれど、兄のほうはどこか戸惑っている様子。
そして、兄が意を決してこう言います。
「もう……一緒に入るのはやめよう」
「異様さ」と「歪んだ愛情」
ここからがこの回の本題とも言えます。
兄の言葉に対して、妹・ひなぎは真顔でにこう言うのです。
「お兄ちゃん、私のこと嫌いになったん?」
そして、ためらう様子もなく服を脱ぎ、裸でリビングに立ち――
兄の目をまっすぐに見つめながら、手を差し出します。
「私は、お兄ちゃんのこと、好きやで」
「おいで」
このやりとりには、読む側も一瞬言葉を失ってしまいます。
年齢や関係性を考えると、やっぱりどこか“変”なんです。
考察|ひなぎの兄への依存
彼女には悪意がありません。
でも、だからこそ怖い。
相手との距離感や常識的なラインをあまり意識せず、
「家族だから」「昔からこうだったから」と自然に振る舞う姿に、兄は強く戸惑っています。
一緒に育ってきた妹に対して、「もう以前と同じではいられない」と感じ始めている兄。
でも、妹の方はまだそれに気づいていない。
このズレが、読んでいてとてもリアルに映ります。
感想|この話が描いたのは、“兄妹”や“家族”の揺らぎ
第77話「手帳」は、一見するとくだらないエピソードから始まりますが、
本当に描いているのは、人と人の距離が少しずつ変わっていく瞬間でした。
家族という関係、過去の思い出、そして大人になること――
その境界線の上で、兄はひとつの決断をしようとしています。
妹は変わらずにいてくれるけれど、それが余計に切ない。
そして、読者はその空気を肌で感じてしまうのです。
あの日まで普通だったことが、ふとした拍子に普通ではなくなる。
それでも、まっすぐ差し出されたその手を、あなたは握れるでしょうか?
今すぐ読むなら『Kindle』がおすすめ!
電子書籍はこちら!
『住みにごり 最新刊 第9巻』11月28日発売!
ついに『住みにごり』の新刊が登場しました!
前巻ラストの衝撃から数ヶ月…あの続きを待ちわびていた方も多いのではないでしょうか?
8巻では、あの静かで繊細な日常に、また一滴、波紋が広がります。
心が“じんわりと満ちていく”あの感覚を、再び味わってください。
濁り、澱んで、累計100万部突破!
新沼兄妹と出会い、
人との交流を深めていくフミヤ。
誰かを頼ることもできず、
孤立を深めていく末吉。困窮する生活。母の認知症の兆候。
苦しみ、もがいた先で、
末吉は少しずつ、壊れていく──
『Kindle版』はこちら!
コミック派はこちら!
\全巻まとめて揃えたい方はこちら/
一気に読めるので、感情の波を止めずに完走できます!




