
『嘘が嘘で嘘は嘘だ』
このドラマを見終わったあと、
「……で、結局どんな話だったんだろう?」
そう思った人は、きっと少なくないと思います。
大きな事件が起きるわけでもない。
犯人がはっきりするわけでもない。
なのに、会話だけは妙に引っかかる。
「意味不明だった」
「よくわからなかった」
そんな感想が多く出ているのも、正直うなずけます。
でも、本当に“意味不明なだけ”の作品なのでしょうか。
この記事では、
ドラマ『嘘が嘘で嘘は嘘だ』を観て
「よくわからなかった」と感じた人に向けて、
- どんな話なのか
- なぜ意味不明と言われるのか
- どういう見方をすると整理しやすいのか
を、わかりやすく解説していきます。
無理に「面白い」と思う必要はありません。
わからなくなった理由を、一緒にほどいていく記事です。
記事でわかること
- ドラマ『嘘が嘘で嘘は嘘だ』が、結局どんな話なのか
- 「意味不明」「よくわからない」と言われる理由
- 普通のミステリーと何が違うのか
- 視聴者の口コミや評価が割れている背景
- このドラマが合う人・合わない人の違い
- わからなくても大丈夫な、この作品の見方
ドラマの基本情報(作品概要)
ドラマ『嘘が嘘で嘘は嘘だ』は、
派手な事件や明確な謎解きを描くタイプのミステリードラマではありません。
舞台は、新潟の片隅にある小さな居酒屋。
時間は、クリスマスイブの夜。
その居酒屋に、偶然居合わせた数人の男女の会話だけで物語が進んでいきます。
大きな事件が起きるわけでもなく、
物語が大きく動く瞬間もほとんどありません。
それでも、登場人物たちの何気ない言葉や沈黙の中に、
少しずつ違和感が積み重なっていきます。
放送情報(地上波・見逃し配信TVer)
本作は、2026年1月11日(日)から、フジテレビ系の地上波で放送されています。
放送時間は、毎週日曜23時15分からの深夜帯。
静かな会話劇が中心のドラマということもあり、
落ち着いた時間帯に、じっくり見るスタイルが合う作品だと言えます。
また、地上波放送を見逃した場合でも、TVerで見逃し配信が行われています。
リアルタイムで視聴できなかった人や、あとから話題を知った人でも、
自分のタイミングで視聴できるのは安心なポイントです。
地上波やTVerで初めてこのドラマを見て、
「思っていたドラマと違った」
「正直、よくわからなかった」
と感じた人が多いのも、この作品の特徴です。
登場人物とキャスト
登場人物は多くありません。
そのぶん、一人ひとりの言葉や立ち位置が強く印象に残ります。
- 大森みつ子(菊地凛子)
離婚後、思うようにいかない日々を送っている女性。
人の言葉を簡単に信じられず、「嘘」と「本当」の境目に敏感になっています。 - 小林幸助(錦戸亮)
みつ子の元夫。新潟で暮らしており、偶然みつ子と再会します。
本心が見えにくく、言葉の裏を考えさせられる人物です。 - 並木正義(竹原ピストル)
自分を刑事だと名乗る男。
正義を語りますが、その言葉がどこまで本当なのかは分かりません。 - 中村信(塩野瑛久)
自称・結婚詐欺師。
クリスマスイブの夜、ある目的を持って行動している謎の人物です。 - 与田真理子(中田青渚)
みつ子と幸助の過去に関わる重要な女性。
詳細は多く語られず、断片的な情報だけが提示されます。
このドラマでは、
誰が本当のことを言っていて、誰が嘘をついているのかが、最後まで明確に示されません。
その曖昧さが、物語全体を包んでいます。
あらすじ(舞台・基本設定)
物語の舞台は、新潟の静かな街にある小さな居酒屋。
季節は、クリスマスイブの夜です。
外は冷たく、街はどこか静か。
賑やかなイルミネーションや、楽しそうな人混みとは少し距離のある場所で、
この居酒屋には、偶然にも数人の男女が集まってきます。
主人公の大森みつ子は、
離婚をきっかけに、人生が思うように進まなくなっている女性。
その夜、彼女は元夫・小林幸助と再会します。
さらに店内には、
自分を結婚詐欺師だと言う若い男。
自分を刑事だと名乗る男。
一見すると、まったく接点のなさそうな人たちです。
彼らは、ただお酒を飲み、
とりとめのない会話を交わしているだけに見えます。
しかし、会話が進むにつれて、
少しずつ違和感が混ざり始めます。
- どこか噛み合わない言葉
- 本当のことを言っているのか分からない態度
- 正直なのか、嘘なのか判断できない話
誰かがはっきりと嘘をついているようにも見えるし、
かといって、完全に嘘だと断言できる場面もありません。
事件が起きるわけでもなく、
劇的な展開があるわけでもない。
それでも、
「この人たちは、何を隠しているんだろう」
「今の話、本当だったのかな」
そんな小さな疑問が、
クリスマスイブの静かな夜の中で、少しずつ積み重なっていきます。
このドラマは、
出来事を追う物語ではなく、会話の中ににじむ嘘と本音を見つめていく物語です。
だからこそ、見終わったあとに、
「結局、どんな話だったんだろう」
「よくわからなかった」
そんな感想が残りやすいのかもしれません。
口コミで「意味不明」と言われる理由(視聴者の反応)
このドラマを見て
「意味不明だった」
「正直、よくわからなかった」
と感じた人は、決して少数派ではありません。
それは、理解力が足りないからでも、
集中して見ていなかったからでもありません。
この作品には、
そう感じやすい構造そのものがあります。
ここでは、視聴者の反応をもとに、
なぜ「意味不明」と言われやすいのかを整理していきます。
1. 会話中心で事件性が少ない
まず、多くの人が最初に戸惑うのが、
とにかく話が動かないという点です。
このドラマは、
大きな事件が起きて、それを追いかけていくタイプではありません。
登場人物たちは、
- 居酒屋で座っている
- お酒を飲んでいる
- 会話をしている
それだけです。
一応、自称「詐欺師」や自称「刑事」と名乗る人物は出てきますが、
いわゆるドキドキする展開や、
緊張感のある事件描写はほとんどありません。
そのため、
「ミステリーだと思って見たら違った」
「何か起きると思ったのに、何も起きない」
と感じてしまう人が多くなります。
普通のミステリーを期待して見るほど、ズレを感じやすい作品だと言えるでしょう。
2. 嘘と本当の境目が曖昧な構造
次に混乱しやすいのが、
誰の言葉が本当なのか分からないという点です。
登場人物たちは、
- 嘘をついているようにも見える
- でも、全部が嘘とも言い切れない
- 本当のことを話しているような場面もある
という、非常に曖昧な話し方をします。
しかも、ドラマの中で、
「この人の話は嘘です」
「これは真実です」
と明確に示されることは、ほとんどありません。
そのため、視聴者は常に、
「今の話、信じていいのかな」
「どこまでが嘘なんだろう」
と考えながら見ることになります。
この“判断できなさ”が続くことで、
頭の中が整理できず、
結果として「意味不明だった」という感想につながりやすいのです。
3. 人物の背景や意図がゆるやかにしか描かれない
もうひとつ大きな理由は、
登場人物の説明がとても少ないことです。
このドラマでは、
- 過去に何があったのか
- なぜ今ここにいるのか
- 何を目的に行動しているのか
といった情報が、
まとめて説明されることはありません。
断片的な会話や、
何気ない一言から、
視聴者が想像するしかない構造になっています。
意外な展開や、
分かりやすいどんでん返しよりも、
人の内面や価値観のズレが描かれているため、
「結局、何が真実だったの?」
「誰の話を信じればいいの?」
と、あとから検索してしまう人が多くなるのです。
ここまで読むと分かるように、
このドラマが「意味不明」と言われるのは、
決して欠点だけが原因ではありません。
分かりやすくしない作り方を、あえて選んでいる作品だからこそ、
見る人によって受け取り方が大きく変わるのです。
次のパートでは、
そんなこのドラマが
「どんな人に合って、どんな人には合わないのか」を整理していきます。
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タイトル自体が示している「意味不明さ」
「嘘が嘘で嘘は嘘だ」というタイトルを見て、
意味が分からないと感じる人は少なくありません。
実はこの分かりにくさ自体が、
ドラマのコンセプトをそのまま表しています。
この作品では、
登場人物のほぼ全員が嘘をついています。
ただし、完全な嘘だけを話しているわけではありません。
本当のことの中に嘘を混ぜ、
嘘の中に本音を紛れ込ませる。
その結果、見ている側は、
「これは嘘なのか」
「それとも本当なのか」
を、はっきり判断できなくなります。
つまりこのタイトルは、
「嘘だらけの世界で、本当の嘘(=真実)を見抜くのは難しい」
という状況そのものを言葉にしたものだと言えます。
この言葉は、ひろゆき氏の
「うそはうそであると見抜ける人でないと難しい」
という言葉にも通じるものがあります。
嘘があふれている状況では、
真実でさえ嘘のように見えてしまう。
逆に、嘘が真実の顔をして語られることもある。
このドラマは、
真実と虚構が完全に入り混じった世界を描いています。
だからこそ、
「結局、何が本当だったの?」
「意味が分からない」
という感想が自然に生まれるのです。
それは視聴者の理解力の問題ではなく、
そう感じるように作られている作品だからだと言えるでしょう。
このドラマが合う人・合わない人
『嘘が嘘で嘘は嘘だ』は、
評価が大きく分かれるタイプのドラマです。
それは、出来が悪いからではありません。
向いている人と、向いていない人がはっきり分かれる構造だからです。
ここでは、実際の視聴者の反応を踏まえて、
どんな人に合いやすいのか、逆に合わないのかを整理します。
⭕️ このドラマが合う人
この作品がしっくりくるのは、こんなタイプの人です。
- 会話劇が好きな人
- 事件よりも、人の気持ちや距離感に興味がある人
- 「答えが1つじゃない物語」を楽しめる人
- 見終わったあとに、少し考え込む時間が好きな人
- 誰が正しいかより、「なぜそう話したのか」を考えたい人
『嘘が嘘で嘘は嘘だ』は、
誰かが勝つわけでも、
真実がきれいに明かされるわけでもありません。
それでも、
「この言葉、どこか引っかかるな」
「この沈黙、意味がありそうだな」
そんな小さな違和感を拾いながら見るのが楽しい人には、
じわじわと刺さってくる作品です。
❌ このドラマが合わない人
一方で、次のような期待で見ると、
どうしても合わなく感じてしまいます。
- 分かりやすいミステリーを求めている人
- 犯人や真相をはっきり知りたい人
- テンポよく話が進むドラマが好きな人
- 見終わったあとにスッキリしたい人
- 「結局どういう話?」と思うのが苦手な人
このドラマは、
視聴者に答えを用意してくれません。
そのため、
「ちゃんと説明してほしかった」
「結末が分からないのはモヤモヤする」
と感じる人ほど、
「意味不明」という評価になりやすいのです。
合わなくても、それは普通です
ここで大切なのは、
合わなかったからといって、感覚がズレているわけではないということです。
このドラマは、
最初から「全員に分かってもらう」ことを目指していません。
むしろ、
- 分からない人が出る
- 評価が割れる
- 感想が食い違う
そうなることも含めて、
作品の性質だと言えます。
だからこそ、
「自分には合わなかった」と感じるのも、
「なんだか気になってしまった」と感じるのも、
どちらも自然な反応です。
まとめ|ドラマ『嘘が嘘で嘘は嘘だ』は結局どんな話?
『嘘が嘘で嘘は嘘だ』は、
分かりやすい事件や、はっきりした答えを用意したドラマではありません。
新潟の居酒屋。
クリスマスイブの夜。
そこに偶然集まった人たちが、
お酒を飲みながら、少しずつ言葉を交わす。
起きているのは、ただそれだけです。
でもその会話の中には、
- 本当のことを言っているのか分からない言葉
- 嘘なのか、本音なのか判断できない態度
- 正しさよりも、立場や感情が優先された発言
が、静かに混ざり続けます。
だからこのドラマは、
見終わったあとにスッキリしません。
「結局、何が真実だったんだろう」
「誰の言葉を信じればよかったんだろう」
そんな気持ちが残ります。
そして、この何とも言えない“余韻”こそが、
この作品のいちばんの醍醐味でもあります。
「意味不明」と言われるのは、
話が雑だからでも、説明不足だからでもありません。
はっきり分かるように作られていない。
それを、あえて選んだドラマだからです。
もしあなたが、
- 見ていてモヤモヤした
- よく分からなかった
- でも、なぜか忘れられない
そう感じたなら、
その感覚は、このドラマの真ん中に触れています。
無理に「面白い」と思う必要はありません。
無理に答えを出す必要もありません。
「よくわからなかった」
その感想自体が、このドラマに対してとても自然な反応です。
この記事が、
モヤモヤを少しだけ解消する、
手助けになれたら嬉しいです。
