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『さむわんへるつ』はどんな漫画?次にくるマンガ大賞1位の理由を解説

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2026年9月16日に発表された「次にくるマンガ大賞2026」。

受賞ニュースを見て、

「名前は初めて聞いたけど、どんな漫画?」

と気になった人もいるかもしれません。

題材になっているのは深夜ラジオ。

真面目な高校生と、同じクラスにいた人気ハガキ職人の女の子が、ラジオをきっかけに距離を縮めていくラブコメです。

ただ、ラジオ好きにしか分からない作品ではありません。

この記事では、『さむわんへるつ』のあらすじや登場人物、何が面白いのか、次にくるマンガ大賞1位になった背景まで紹介します。

この記事でわかること

・『さむわんへるつ』はどんな漫画なのか
・ミメイとくらげはどんな関係なのか
・作品の何が面白いのか
・次にくるマンガ大賞1位になった背景
・タイトルの意味や元になった読み切り

『さむわんへるつ』はどんな漫画?

『さむわんへるつ』は、ヤマノエイ先生が「週刊少年ジャンプ」で連載している漫画です。

連載開始は2025年42号。

少年ジャンプ公式では「ラジオラブコメディ」と紹介されています。

主人公は、真面目で勤勉な生徒会長の梟森未明(ミメイ)。

そして同じクラスにいる、不思議でマイペースな水尾海月(くらげ)です。

二人には共通の趣味があります。

それが深夜ラジオでした。

ミメイは「面白くなりたい」高校生

ミメイは学校ではしっかり者です。

ただ、自分には「面白さ」が足りないと感じています。

そこで密かに続けているのが、好きな深夜ラジオ番組の大喜利コーナーへの投稿です。

ネタを考えて送るものの、なかなか読まれません。

そんなミメイが憧れていたのが、「うなぎポテト」というラジオネームの常連リスナーでした。

投稿が何度も採用される、ミメイにとっては一歩も二歩も先にいる存在です。

くらげの正体は「うなぎポテト」

その「うなぎポテト」の正体が、水尾くらげです。

つまりミメイがラジオの向こう側で憧れていた相手は、毎日学校で顔を合わせているクラスメイトでした。

ここから二人の関係が変わっていきます。

学校ではクラスメイト。

ラジオでは同じ番組を聴くリスナー仲間。

ネタ投稿ではライバル。

そこへ少しずつ恋愛らしい感情も入ってきます。

どれか一つだけでは説明できない二人の距離感が、『さむわんへるつ』の物語の中心です。

ハガキ職人って何?

ラジオを普段聴かないと、「ハガキ職人」という言葉自体が聞き慣れないかもしれません。

ラジオ番組へネタやメッセージを継続的に投稿するリスナーのことです。

今はメールで募集する番組も多いですが、昔からの呼び名として「ハガキ職人」が残っています。

『さむわんへるつ』でも、投稿すれば何でも読まれるわけではありません。

どうすれば採用されるのか。

どんなネタなら笑ってもらえるのか。

ほかのリスナーは何を送ってくるのか。

ミメイたちはそこまで考えながらラジオと関わっていきます。

巻が進むと、別の有名リスナーや「リスナー甲子園」も登場し、最初は二人だけだった世界が広がっていきます。

『さむわんへるつ』は何が面白い?

「深夜ラジオが題材」と聞くと、かなりニッチな漫画に見えますよね。

実際に読んでみると、話の中心にある感情はかなり分かりやすいです。

好きな女の子が、自分より面白い

ミメイにとってくらげは、ただの気になる女の子ではありません。

自分がなりたい「面白い人」に、くらげの方がずっと近い存在です。

だから仲良くなれて嬉しいだけでは終わりません。

投稿では負けたくない。

もっと面白くなりたい。

くらげにも認めてもらいたい。

好きな相手と、追いつきたい相手が同じなんです。

恋愛とライバル意識が一緒に動くので、二人の関係が簡単には一方向へ進みません。

そこが普通の学園ラブコメとは少し違います。

恋愛だけを急いで進めない

ミメイとくらげは、ラジオをきっかけに一緒に行動するようになります。

ネタを考えたり、ラジオを聴いたり、イベントへ出かけたり。

一緒にいる時間は増えていきます。

だからといって、すぐに恋人になるわけではありません。

むしろ、

「この二人、もうかなり近いよね?」

と思うのに、まだその少し手前にいる。

この時間を丁寧に描いています。

恋愛の結果だけではなく、仲良くなっていく途中そのものを楽しめる作品です。

深夜ラジオが飾りになっていない

深夜ラジオを題材にした作品でも、設定だけ借りてしまえば普通の学園ラブコメになることはできます。

『さむわんへるつ』はそこまで単純ではありません。

投稿が読まれない悔しさ。

ラジオネームしか知らなかった相手と実際に会う感覚。

同じ番組を聴いている人同士だから通じる話。

こうしたラジオならではの出来事が、二人の関係そのものを動かしています。

作者のヤマノエイ先生も、集英社の『kotoba』2026年秋号で「ラジオの漫画が描きたくて漫画家になった」という題のインタビューに登場しています。

深夜ラジオは後から足された設定ではなく、この作品を描く出発点に近い題材だったことが分かります。

ラジオを知らなくても楽しめる

それでも、「ラジオを全然聴かないけど大丈夫?」と思うかもしれません。

そこは心配しなくて大丈夫です。

ミメイが抱えているのは、

自分より得意な相手に追いつきたい。

好きなことを同じ熱量で話せる相手がいて嬉しい。

自分のことも面白いと思ってほしい。

という気持ちです。

ラジオを知らなくても、ここは難しくありません。

逆に普段からラジオを聴いている人なら、ネタが読まれるまでの緊張感や、ラジオネームでつながるリスナー同士の感覚まで楽しめます。

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『さむわんへるつ』が次にくるマンガ大賞2026で1位

『さむわんへるつ』は、「次にくるマンガ大賞2026」のコミックス部門で1位を獲得しました。

同賞は読者が投票するユーザー参加型のマンガ賞です。

2026年のコミックス部門で、そのトップに選ばれたのが『さむわんへるつ』でした。

なぜ1位になった?

作品の特徴から人気の理由を考えると、まず分かりやすいのが入口の珍しさです。

深夜ラジオ。

ハガキ職人。

大喜利への投稿。

週刊少年ジャンプのラブコメとしては、かなり目を引く題材です。

でも中身まで変わった話ではありません。

面白くなりたい男子が、自分より面白い女の子と出会う。

その女の子を好きになっていく。

追いつきたい気持ちと、近づきたい気持ちが一緒に進んでいく。

題材は珍しいのに、登場人物の感情はすぐ分かる。

この組み合わせが、入りやすさにつながっているのではないでしょうか。

受賞で初めて知った人にも入りやすい

『さむわんへるつ』は2026年9月時点で、第4巻まで発売されています。

第5巻は10月2日発売予定です。

何十巻も出ている作品ではないので、

「マンガ大賞で初めて知ったから、ちょっと読んでみたい」

という人も今から追いやすい状態です。

受賞翌日の9月17日からは、対象書店で1位作品を購入すると特製イラストカードがもらえるフェアも順次始まっています。

『さむわんへるつ』のタイトルの意味・元ネタは?

タイトルだけ見ると、

「そもそも“さむわんへるつ”って何?」

となりますよね。

単行本の並列タイトルは、

「SOMEONE HERTZ」

です。

「Hertz(ヘルツ)」は周波数の単位として使われる言葉なので、深夜ラジオを扱う作品とのつながりはすぐ見えてきます。

一方で、「SOMEONE」と組み合わせたタイトル全体にどんな意味を込めたのかについて、ヤマノエイ先生が明確に説明した公式情報は確認できませんでした。

そのため、

「この意味で確定」

とまで言うのは避けた方がよさそうです。

原点にある『金曜ミッドナイト・トーキング』

『さむわんへるつ』より前にも、ヤマノエイ先生は深夜ラジオを題材にした漫画を描いています。

2022年に少年ジャンプ+で公開された読み切り『金曜ミッドナイト・トーキング』です。

こちらは第56回JUMP新世界漫画賞で準入選と超新星賞を受賞した作品。

好きな人に近づくため、主人公が深夜ラジオへネタメールを投稿する青春ものです。

現在の『さむわんへるつ』と同じキャラクターが登場する前日譚ではありません。

ただ、

深夜ラジオ。

ネタ投稿。

若者同士の関係。

という部分は共通しています。

さらに作者本人が「ラジオの漫画が描きたくて漫画家になった」と語っていることを考えると、『金曜ミッドナイト・トーキング』は『さむわんへるつ』につながる原点の一つと見ることができます。

『さむわんへるつ』はどこで読める?

『さむわんへるつ』は「週刊少年ジャンプ」で連載中です。

少年ジャンプ公式サイトでは試し読みも用意されています。

単行本は紙版と電子版の両方が発売されています。

2026年9月17日時点では第4巻まで発売済み。

第5巻は2026年10月2日に紙版・電子版が同時発売予定です。

今回の受賞で初めて興味を持ったなら、第1巻から読むのが自然です。

ミメイが「うなぎポテト」の正体を知り、くらげとの関係が変わり始めるところから読めます。

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よくある質問(FAQ)

Q1:『さむわんへるつ』は打ち切りになる?

A. 2026年9月17日時点で、打ち切りが決まったという公式発表は確認できません。

現在も「週刊少年ジャンプ」で連載されており、第5巻も10月2日に発売予定です。

Googleでは「さむわんへるつ 打ち切り」という検索候補が出ていますが、検索されていることと打ち切り決定は別の話です。

Q2:『さむわんへるつ』はアニメ化する?

A. 2026年9月17日時点で、TVアニメ化決定の公式発表は確認できません。

一方で、コミックス第1巻発売時にはジャンプチャンネルで「漫画アニメ」が公開されています。

これはTVアニメ化ではなく、原作漫画に声や演出を付けた公式動画企画です。

Q3:『さむわんへるつ』4巻はいつ発売された?

A. 第4巻は2026年8月4日に発売されました。

紙版と電子版の両方があります。

次の第5巻は2026年10月2日発売予定です。

Q4:水尾くらげとはどんなキャラクター?

A. 梟森ミメイと同じクラスの女子生徒です。

本名は水尾海月で、少年ジャンプ公式のキャラクター紹介では「水尾くらげ」と表記されています。

深夜ラジオでは「うなぎポテト」というラジオネームを使う人気リスナーで、ミメイにとって気になる相手であり、投稿では追いつきたいライバルでもあります。

Q5:『さむわんへるつ』の作者は誰?

A. 作者はヤマノエイ先生です。

『さむわんへるつ』以前にも、深夜ラジオを扱った読み切り『金曜ミッドナイト・トーキング』を発表しています。

現在の連載も、作者自身が以前から描きたかったラジオ漫画の流れを受けた作品と見ることができます。

まとめ

『さむわんへるつ』の面白さは、深夜ラジオという珍しい題材だけではありません。

顔も知らなかった「うなぎポテト」が、実は同じ教室にいた。

そこからミメイにとって、くらげはただのクラスメイトではなくなります。

好きな人であり、憧れでもあり、負けたくない相手でもある。

そんな一言では名前をつけにくい関係だからこそ、二人の何気ないやり取りにも少しずつ意味が生まれていきます。

次にくるマンガ大賞1位をきっかけに作品を知った人も、読み進めるうちに「深夜ラジオの漫画」という第一印象は変わっていくはずです。

ラジオを通して少しずつ近づきながら、それでも恋愛だけでは片づけられないミメイとくらげ。

二人の距離がどう変わっていくのか。そこに『さむわんへるつ』ならではの面白さがあります。

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